好きな作家さん
初めてお題スロットなるものに挑戦してみたのですが…ちゃんとできているのかな💦
それはともかく、今日はお題の「好きな作家」さんについて書こうと思います!
上橋菜穂子さん
上橋さんは『精霊の守り人』シリーズや『獣の奏者』シリーズを書かれた方で、わたしの一番好きな作家さんです。
わたしにとって好きな作家さんを決める一番の基準は文章です。自分の心にぴたっとハマる文章、読むだけで世界が広がるような美しい文章に出会えた時、わたしは宝物を見つけたときのように嬉しくなります。
上橋さんの作品は文章の美しさは言うまでもなく、気高い主人公が非常に魅力的です。客観的に見れば重荷を背負った人生であっても、どんなときも真っ直ぐで毅然とした登場人物に勇気をもらえます。自分にとっての原点とも言えるのが上橋さんの作品であり、学ぶことの楽しさも美しさも、ほろ苦さもすべてそこから学びました。
感性が瑞々しい十代の方々には特におススメの作家さんです。
辻村深月さん
『ツナグ』や2018年度本屋大賞を受賞した『かがみの孤城』の作者である辻村深月さんも大好きな作家さんです。カテゴリーとしてはミステリー作家になるのかと思いますが、謎解きだけでなく、読後にほわっとした温かい気持ちで包んでくれるのが彼女の最大の魅力だと思います。
有名な方なので以前からお名前は存じていましたが、『かがみの孤城』を読んでファンになりました。中高生の頃の自分に読ませてあげたかったなぁ。
読んでいる間は、自分の心の一番深いところをそっと撫でられているような感覚で、すべての真実が分かったときに思わず涙が零れました。学生である皆さんにも、かつて、ちょっと大人しい学生だった皆さんにもおススメの一冊です。
辻村さんは著作の多い作家さんなので、これからまだまだ読める本があるのも非常に楽しみです。
住野よるさん
映画やアニメでおなじみの『君の膵臓を食べたい』の作家さんです。好きな作家さんと言いつつ、著作はまだ1つしか読んだことがないのですが笑、ピュアできらきらした文章を書く方だなあと思いました。
『また、同じ夢を見ていた』を読んだのですが、人生の切なさを認めた上でほわっと抱きしめてくれるようなストーリーがとても素敵でした。
人生にたくさんの可能性があるというのは、それだけ捨てなければならないものも多いということだと思います。時間的・物理的制約がある人生においてすべての選択肢を選ぶことは出来ないからです。
年齢を重ねるほどに、「あのとき別の道を選んでいたら…?」と思うことも増えるのではないでしょうか。もし自分が選ばなかった分岐点の先にいる自分に会うことができたら、それはとても楽しいことなのかもしれません。どの道を選んでも楽しいことも辛いこともあると思います。それでも顔を上げて一歩一歩進んでいける人になりたいですね。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。今回ご紹介した作家さんは、どの著作も素敵なので、ご興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
2018/11/13 紅葉