本番に強くなる!【試験前日の過ごし方】
11月も下旬になり、朝晩の冷え込みが辛くなってきましたね😫これくらいの季節になると、いよいよ受験シーズンが到来したなと感じます。
「受験」という人生の一大イベントは、そんなに数が多いものではないかもしれません。しかし、大学生になった後も試験や面接、大事なプレゼンなど、それまでの成果を短期間で証明しなければいけない本番はたくさんあります。
わたしも先日、大切な資格試験を受験してきました。このような大事な本番というのは、何度経験しても緊張するという方がかなりの割合を占めるのではないでしょうか。
努力してきた分だけ、期待が高い分だけ、本番で失敗したらどうしようという不安は起こります。本番を振り返って、どうして実力が発揮できなかったのだろうと悔しく思った経験がある方も多いでしょう。
かくいうわたしも、かなりの心配性で試験やプレゼン前になると、そわそわ落ち着かないタイプです。「難しい問題がでたらどうしよう…」「頭が真っ白になったらどうしよう…」そんな心配ばかりしています。本番で失敗してしまったことも何度もあり、小さな失敗も、ちょっと大きな失敗も積み重ねてきました。
けれど、大学受験、学校の試験、資格試験、インターンのプレゼンなど、緊張する本番を何度も経験するうちに、本番に強くなっていました。
それは自分が失敗または成功するときのパターンや、成功するためには何をすればよいのか?が分かってきたからだと思います。
今回の記事では「本番に強くなりたい」「大事なチャンスを失敗に終わらせたくない」という皆さんに、わたしが学んだ【本番に強くなる方法】を試験前日の過ごし方という観点からお伝えします。
[目次]
- 前日の復習はほどほどに
- 成功体験を思い出す
- 眠れなくても意外と平気
- スケジュールは計画的に
- 何事もチャンス
1.前日の復習はほどほどに
大事な本番の前日になると「あれもこれも!」とすべて復習したい気持ちに襲われませんか?本番が近づくにつれ、自分の足りない箇所や苦手な部分が目に付いて、不安になることも多いですよね。
しかし、自分に足りない部分が分かっているというのは、それまでにきちんと準備してきた証拠でもあります。完璧な状態で本番に臨みたいというのが本音ですが、完璧というのは際限がないんです。
だから、前日になったら自分が今までやってきたことに自信をもって、重要な部分の復習に留めたり、本番のイメージトレーニングに時間を割きましょう。本番直前に使うために、要点のみを簡潔にまとめた資料があると便利ですね。
受験の場合、苦手な科目の過去問を解くことはあまりおすすめしません。問題が解けなかったときに不安が増すからです。実際に、わたしは数学に強い苦手意識がありました。過去問を解いていても最後まで解ける問題は多くなかったため、前日は好きな科目をざっと復習するに留めました。
何もしないことも不安を増すので、いつも通りに過ごしたり、得意な部分の見直しにあてましょう。
2.成功体験を思い出す
本番に強くなるための2つ目のコツは自分の「成功体験」を思い出すことです。以下はわたしが好きな漫画「あんハピ♪」に書いてあった言葉です。
人間の脳はただダラーッと放っておくと七割はネガティヴな事を考えてしまうという研究者もいるんですよ。意識して "理想の自分" そしてポジティヴに振る舞うのはとても有効な事ですね
あんハピ♪ 5巻 P.45
あんハピ♪ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
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読んだとき、なるほど!と思いました。何もしていないとき、人間の脳は悪い想像をする傾向があるのです。そのため、意識して自分が成功する様子を思い描くことは重要です。そのために役立つのが過去の成功体験ではないでしょうか。
試験や仕事での成功はもちろん、誰かに褒められたなど小さなことでも立派な成功体験です。本番を前にして緊張するときは、こうした成功体験を思い出し、今回の本番でも成功する自分を想像しましょう。
わたしも高校生の頃、憧れのキャンパスを大学生として歩く自分を想像していました。そして、今そのイメージは現実になっています。
同じように脳を使うならば、ネガティヴなことよりも、ポジティヴなことを考えた方が生産的です。そして、思考にはクセがついていくものです。ですから、思いついた時に、ポジティヴな理想のイメージを描くことを意識しましょう。
3.眠れなくても意外と平気
大事な本番の前は、ベッドに入ってからも緊張してしまってなかなか寝付けない…ということも多いです。もともと不眠症の気質があるわたしにとっては大きな悩みの種です(´;ω;`)
大学受験の際、2月頭~終わりにかけて週1のペースで受験していました。わたしの家は都内に出るまで少し時間がかかるので、試験日当日は5時半ごろに起きる必要があります。けれど、午前3時まで眠れない日があったのです。
そのときに受験する学部は志望度は高くなかったものの、それからの本命に向けて確実に押さえておきたいところでした。「頭の回転をよくするために早く寝なくては…!」と焦れば焦るほど、目が冴えてしまい、かなり心細かったのを覚えています。
2,3 時間しか寝ることが出来ずに受けた本番。結果から言うと意外と大丈夫でした笑
火事場の馬鹿力でしょうか、いざという時、人間はきちんと集中できます!センター試験の前日もあまり寝れませんでしたが、結果は実力通りだったと思います。
だから、眠れなくても大丈夫。本番はエナジードリンクと自分自身のアドレナリンで乗り切れます。
4.スケジュールは計画的に
4つ目のコツはスケジュールは計画的に立てること。ありきたりかもしれませんが、やはりスケジュールを計画的に立て、練習を重ねることはとても重要だと思います。
わたしはインターンにおいて、大きなプレゼンをする機会をいただきました。しかし、人前で話すことは試験よりずっと苦手なのが正直なところです。そこで、インターン中にお世話になっていた方に、プレゼンで緊張しないコツは「自分の話す内容や伝える内容に自信を持つこと」だと教えていただきました。
試験も、面接も、プレゼンも本番には自分ひとりで臨まなければなりません。その場の空気に飲まれないためには、やはり練習と努力が必要です。だから、本番を迎えた時に「自分にできることはやった」と思えるような日々を重ねましょう。最初は苦痛でしかなかった努力も慣れれば、それほど苦痛ではなくなりますし、自分の力をもっと磨きたいという気持ちが芽生えるはずです。
5.何事もチャンス
せっかくのチャンスに対し、本番で失敗したくないと思うことはとても自然なことです。けれど、失敗を失敗に終わらせなければ、どんな挑戦もいずれは成功に近づきます。
再びアニメの話題になりますが、『SHIROBAKO』という作品をご存知でしょうか?
この作品は新社会人の主人公たちが小さなアニメ会社で奮闘する姿を描くものです。
その『SHIROBAKO』の中にこんなセリフがあります。
才能は、何よりチャンスを掴める握力と失敗から学べる冷静さだと思う。
試験を受けたり、プレゼンをすることは次のステップに繋がるチャンスですよね。だからこそ、本番で成功したいという想いが強くなります。けれど、「失敗したくない」という気持ちが強くなるあまり、チャンスそのものから逃げてしまうのは、とてももったいないことです。
人生で巡ってくるチャンスは、何回もあるものではないかもしれません。そして、すべてのチャンスにおいて、本番で成功できる人はほとんどいないでしょう。
だからこそ、チャンスに貪欲になりましょう。何回も経験するうちに本番には慣れていきますし、自分の失敗のパターンを知ることは必ず次の本番に繋がります。
そして、チャンスから逃げなかったことは、それだけでも自信になります。
だから、試験前日には「ここまで逃げなかった自分」を褒めましょう。「本番に挑んだ」ということは、それだけで十分に誇るべきことです。
おわりに
本番に強くなるための「試験前日の過ごし方」、いかがでしたか?
この記事は自分自身へのエール込めて、今までの経験を文章化したものです。
読者の皆さんにも、わたしにも、これからの人生において、「本番」は何度も訪れると思います。そのときに少しでも思い出していただければ嬉しいです。
2018/11/22 紅葉